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7th Nov


早いもので今日は立冬

短い秋があっという間にすぎてしまいました

帰国して薬剤師復帰から丸10ヶ月

内科、耳鼻科、心療内科メインの薬局なので

ほどほどに勉強になってます


風邪のシーズンに入るので

風邪でよく処方される薬について

オーストラリアの処方と比較してみたいと思います


まずは日本の処方

鼻水、喉の痛み、咳、たんなど

いわゆる風邪症状を訴えると

抗生物質

抗ヒスタミン薬

解熱鎮痛消炎薬

鎮咳去痰薬

などが処方されます

さらに

総合感冒薬と呼ばれるものまで

一緒に処方されることも

咳や鼻水がないのに

全部セットで処方されることもしばしば

喉の痛みと微熱で受診して

6種類以上薬出たりね

すごいです、ほんと


ではオーストラリアではどうでしょう

処方薬としては

抗生物質

ひどい乾いた咳に強めの咳止め(または喘息薬)

くらいかな

あとは市販薬です


この違いがどう影響するかというと

風邪っぽいなと思ったら

まず薬局行くんですよ

医者にいく必要があるか確認しに


医者に行ったところで

薬局で売ってる薬飲んでおけといわれるので

診察代や時間かけてまで

いく価値があるか

薬剤師に聞くんです

抗生物質や喘息薬が必要だと判断したら

医者へいけとなるのです


そういう背景があるから

薬剤師が把握すべき範囲もひろくなり

かかりつけ薬局という文化ができてくるんだけどね


日本ではまだまだ無理だな


今働いてる薬局でも

かかりつけになれる要素が

立地意外ないもんね

みんないい人たちだし

真面目に仕事してるけど

人間味ないんだよ


と、最後は愚痴になりました